伊勢神宮(外宮)

神宮の祭典は「外宮先祭」といって、まず外宮で祭儀が行われるならわしがあります。祭典の順序にならい、参拝も外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。

外宮は正式には豊受大神宮といいます。
食と産業の神様・豊受大御神(とようけのおおみかみ)が御祭神です。

神域の入口には防火のためにつくられた堀川が流れ、火除橋がかけられています。この火除橋を渡って正宮の豊受大神宮に進みます。

外宮にも内宮同様賽銭箱はありません。


下の写真は外宮にある「三ツ石」と呼ばれるものです。
三個の石を重ねた石積みで、この前では御装束神宝や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われます。

三ツ石は祭典に用いる場所なので手をかざすことはしないでください。

別宮 

宮域内には正宮の次に格の高い別宮である、多賀宮・土宮・風宮があります。

多賀宮は豊受大御神の積極的な側面である荒御魂ををお祀りしています。別宮の中でも正宮と同じ年に遷宮が行われる最も格式の高い別宮です。

土宮は外宮の土地の守り神である大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をお祀りしています。

風宮は級長津彦命(しなつひこのみこと)をお祀りしています。農作物の成育にかかわる風や雨の順調をお祈りする神様です。

行事について

日別朝夕大御饌祭は、朝と夕の二度、外宮の御饌殿で御飯、御水、御塩などを内宮と外宮、別宮それぞれのご祭神に奉り、「国安かれ、民安かれ」との祈りと感謝を捧げるお祭りで、外宮の御鎮座以来、約1500年間つづけられています。
その他にも数々の行事が行われています

御朱印について

伊勢神宮では、「神宮印」「参拝日」だけのシンプルなデザインの御朱印をいただくことができます。
この御朱印は神聖な場所である神宮において、余計な装飾をせずに、神様の印と参拝した日を記録することで、神様との絆を深めるという意味が込められているそうです。

外宮神域内の神楽殿授与所にて御朱印をいただくことができます。
初穂料(御朱印代)は300円です。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/神楽殿授与所

伊勢神宮(外宮)

所在地 三重県伊勢市豊川町279 
営業時間(1月・2月・3月・4月・9月)午前5時~午後6時
(5月・6月・7月・8月)午前5時~午後7時
(10月・11月・12月)午前5時~午後5時
Websitehttp://www.isejingu.or.jp/

月夜見宮

月夜見宮(つきよみのみや)は外宮から徒歩5分ほどの場所に位置する外宮の別宮。外宮の北御門口の北にある神路通りをまっすぐ歩くと到着します。
ご祭神は月夜見尊と月夜見尊荒御魂。
御守などの授与品、御朱印は鳥居をくぐって左手にある宿衛屋にて受けられるそうです。

伊勢神宮外宮と月夜見宮

毎月1日、11日、21日は神馬のお参り

豊受大神宮別宮 月夜見宮

〒516-0072 三重県伊勢市宮後1丁目3−19